設計監理の流れ    written by nobuhiko nagai
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第1節 相談(1〜2週間):無料
まずは電話やFax、メールなどで、ご連絡を頂き、お会いできる日時を相談しましょう。
また事前に質問などがあればお答えしますのでお気軽にご連絡ください。
土地探しの相談、家づくりに関する相談、その他なんでも構いません。
(当方の建物で見てみたい建物がありましたら教えてください。)
お会いしてまずは、簡単な自己紹介と今、取り組んでいることなどをお話します。
また家族構成や趣味嗜好、考え方などを簡単にお聞きします。
それから計画の基本的な条件について話し合います。
事前に下記のもので用意できるものがあればお願いします。
□計画敷地の不動産情報(住所、地図、写真などでも結構です。)
□計画建物の要望(思いつく範囲で結構です。)
□完成希望日、予算・資金計画(わかる範囲で結構です。)

第2節 ラフプラン作成
(1〜2ヶ月)(※1住宅:無料  店舗:10万円〜)
ラフ(粗い、大ざっぱ)なプランを作成するにあたり敷地の調査、要望・予算のヒアリングを行います。
自分たちの夢・イメージをお聞きし、既成概念にとらわれず話し合いながらお互いの感覚を確認し合います。
天気のいい日には、ご一緒に敷地を見てもらえれば助かります。
自然や街なみなど周辺について、その場で話しあうことが出来ますのでお願いしたいです。
特に店舗の場合は、交通量を含め周辺環境やテナントの形態などから重要なコンセプトプランにつながります。
また増改築については既存建物の調査・測量を行い、店舗では開業計画を同時に行います。※2
※1遠方の方については、別途交通費をお願いする場合があります。
※2調査及び資金計画などにおいて専門家へ支払いが発生する場合があります。


第3節 プレゼンテーション
(1〜2週間)
ラフプランから打合せを行い、意見を反映してプレゼンテーションを行います。
プレゼンテーションは契約への判断材料として、
模型・パース・図面などを使ってこちらの意図を提出いたしますので、
設計監理契約を締結するかどうか判断していただきます。


第4節 基本設計
(2ヶ月以上)
ラフプランを基に、これからの建築の大枠・本筋を一緒につかんでいきます。
期間は2〜4ヶ月が目安です。ご要望を広くお聞きし、優先順位やこだわりなどを深く考えて、
予算を考慮しながら納得する計画になるまで話し合いながら練りあげます。
大切なことは気になること何でもないことでも話していただきコミュニケーションをとることです。
言葉をイメージにすることは難しいことですが、妙な部分で共有できたり、
思いがけないアイデアが出たり、すごく楽しいものです。
その結果この段階で計画案が二転三転または複数案から選ぶことになるかもしれません。
それでも最終的には発展して進歩した計画になっています。
また店舗においては業態設備などの他業種との調整を行い充分に検討して、
再度、構造・設備・規模を考慮します。
大枠・本筋がぶれないようにする為にも、この時点での変更は多いに結構です。
お互いが納得できるまで話し合いましょう。


第5節 実施設計
(2ヶ月以上)
実施設計の期間も2〜4ヶ月が目安です。基本設計で検討中のものを具体的に選定し、
施工会社に見積用の図面を作成します。
その為にも細かな設計・構造計算などを行う必要があり、
今まで以上に詳細な部分の打合せを行います。
またその都度、細かな寸法・気になる部分・わかりにくい部分などを
話し合いながら理解を深めます。
要望と予算そして規模・性能・素材などを最大限に活かす為の方法を考え提案します。
そして意見をお聞きし話し合いながら固めていきます。


第6節 見積・調整・工事契約
(1ヶ月以上)
設計図がまとまったら、3社程度の施工会社に見積を依頼します。
見積期間は2〜3週間です。施工会社の選定は、特に要望がなければこちらで行います。
設計図、仕様書、現場説明書などによって見積は、ほぼ同じ条件になりますが、
施工会社は仕事分野、時期、規模、地域などによって体制、金額、得意分野などが違ってきます。
時には施工会社の熱意などによって見積金額に大きな差が出ることもありますが、
見積の金額が適正であるか、見積の食い違い、重複、抜け落ちがないか確認します。
そして施工会社と金額の調整、交渉を行い、1社を選定し工事請負契約に立会います。
また契約の見通しがたった段階で工事着手に必要な確認申請の提出を行います。
物件によっては信頼のできる1社に基本設計時点で概算見積を依頼し、
話し合いを通して工事金額を見定め実施設計を行う場合もあります。


第7節 建築工事
(4ヶ月以上)
建築工事が設計図通りに行われているかどうかを現場で確認し監理します。
もう一方で使用する素材、施工方法、寸法など、より良い方向はないかを引き続き、
現場を見ながら考え提案します。
現場監督や職人さんといった経験豊富な人たちと一緒に考えることで、
性能や能力を最大限に引き出せる空間を目指します。
また現場でしか分からなかった点、気になっていたことなども、
その都度確認しながら軽微な変更を行います。


第8節 完成引渡し
工事が完成すると諸官庁の検査、施工会社の自主検査、事務所・建築主の検査を
それぞれ行い合格した後に引渡しとなります。
引渡した後は僕自身の手から離れるのではなく、末長く建築を見守りたいと考え、
永年のお付き合いを続けさせていただきたいと思います。

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